『レンズが欲しい。』
さらなるハイレベルな機材が欲しい、今までの機材では撮れなかったものを撮りたいという欲望は写真を趣味にしているとついてまわるものかもしれません。Twitterのそこら中で”レンズ沼”の住人が「こっちへおいで」と常に手をこまねいています。インターネットは恐ろしい。
本題に入りますが、Ni4mcでしているツイートの10回に1回ぐらいの頻度で話している「レンズが欲しい」という話、今回の話は割と切実なのです。
私が使っているカメラは今のところ、以下のような機材の構成となっています。
- ボディ:PENTAX K-70
- 標準ズーム:smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM
- 望遠ズーム:HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE
- 単焦点(中望遠):smc PENTAX-FA 50mm F1.7
- 高倍率ズーム(戦力外通告):18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO HSM
今回お話したいのは望遠ズーム枠のDA55-300mm。このレンズは2017年の末ぐらいに購入しました。K-70と同時に購入した18-250の次に購入したレンズ。
本業は撮り鉄なので、写りがゴミカスウンコな18-250置き換え計画の第一弾ということで、購入以来いろんな所でお世話になってきました。
沈胴機構があるので携行時のサイズは標準ズーム並みだし、防滴なのでちょっとぐらいの雨ならノーガードで使えるし、AFめちゃくちゃ速いし、いいレンズだと思います。
しかし、最近撮り鉄してると周辺の解像力悪くない？と感じるようになってきました。「まあ所詮はキットレンズだし仕方ないか…」と思ってあんまり気にしていなかったけど、ふとネットでDA55-300のレビューを見るとだいたい高い評価をされている。もしかして俺はハズレ個体を引いたのか、使っているうちにガタが来てるのかと思い、部屋の壁に新聞紙を貼っつけて解像力テストをしてみた。
解像力テストをやってみたデータがこちら。
なんだこれ
周辺解像が悪いとかそういう域を超えてるでしょこれ。ヤバすぎる。
この致命的なまでの周辺解像の悪さ、方ボケか？と思ったが、方ボケはフレームの左右どちらかの解像力が異常に悪いという症状なので方ボケではなさそう。というか方ボケどころか両ボケだよこんなん。絞っていけばほんの少し改善する(F16まで絞らないと治らない)ので、像面湾曲とかもありえるかもしれない。しかし、像面湾曲ってこんな周辺の流れ方したっけ？
こういった異常に解像力が悪いという症状、工場送りにして修理すると原因が判明し、治る事が多々あるらしい。しかし、工場送りにして治すと当然ながら修理費がかかる。リコーイメージングの公式サイトで修理費見積もりを取ってみたら1～1.5万円かかるそうだ。う～ん。1万以上出してまで続けて使いたいレンズでも無いんよな。
ということで、ひとまずコロナが落ち着いたら新宿のリコーイメージングスクエア行って、そこで診断と修理するならどんぐらいかかるかを聞いてこようと思います。1万以上かかりそうなら55-300は売り払って他のレンズに乗り換えようと思う。
そこで乗り換えるレンズは何になるのかという問題が浮上してくる。
Kマウントに対応していて、なおかつDA55-300を治すより高い金出してまで欲しいレンズは
- DFA★70-200mmF2.8
- DFA70-210mmF4
- DA★60-250mmF4
- APO 100-300mm F4 EX DG
- APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
の5本ぐらいです。DA★300mmF4やDA★200mmF2.8も良いですが、ズームレンズの後継機にするには不便すぎるので却下。
さて、上の5本から1本に絞り込むとなると、まず最初に蹴落とされるのはDFA★70-200です。光学性能で言えばこの中で最強のレンズなんですが、いかんせん値段が高い。金欠学生なので、20万のレンズを1本買うならば6万円ぐらいのレンズを3本ぐらい買います。あとデカい。重い。
DFA70-210mmは新しいレンズですし、お値段の割にはなかなか良い描写をするそうですが、210mmまでしか伸びないとなると、250mmまで伸びる60-250で良くない？
APO70-200mmF2.8はDFA★70-200ほどアホみたいに高くないし、明るいし、Kマウントのレンズとして非常に珍しいレンズ内手ブレ補正があるので、なかなか悪くない選択肢ですが、Kマウント版はディスコンになっている上、中古も全然流れてきません。よってこれも落選…って思っていまヤフオク見たんですが、結構あるやんけ！！！！！！しかも落札相場DA★60-250とほぼ同じやんか！！！！！！！買おうとした時に在庫があったら普通にアリだな。
ここで残ったのがAPO100-300mmF4とDA★60-250mmF4。F4通しの望遠ズームという、両者ともに似たような性格のレンズですね。それなりに写り、それなりに安い(安めの中古で5～6万ぐらい)という点も全く同じです。
でも100-300mmF4にはDA★60-250に負けている決定的な要素があります。
DA★60-250は防塵防滴であるという非常に強いアドバンテージがあるんですよね。防塵防滴ならちょっとぐらいの雨や雪ならノーガードでしばけるので非常にありがたいです。素敵ですね。
あと、いま使っている標準ズームが70mmまでなので、100-300にすると70mmから100mmがすっぽり抜けちゃうんですよね。まあ実際問題トリミングすれば良いんですけど、お気持ち的にはちゃんとズームレンジが繋がってるほうが嬉しいです。よって100-300も落選。
結論:DA55-300の修理料金が高かったら売り払ってDA★60-250mmかAPO70-200mmを買います。
今はバイトもしてないので収入が0ですし、買い替えはコロナが落ち着いて日常生活が帰ってきてからしばらくした頃になるでしょう。そういう時期が早く来るといいですね。
今回は望遠ズームを置き換えたいって話を長ったらしく書き続けていましたが、初めての単焦点としてヤフオクで買ったFA50mmの画角が自分に合わなすぎるので、APS-Cで使って標準レンズになる35mmぐらいのレンズと、長めの中望遠として70～100mmぐらいの単焦点も欲しいですね。安倍ちゃんもっとお小遣いちょうだい❤
