西町北21丁目/a>

西町北21丁目

まともな事を書きます

あぁ流山

まず最初にこの記事のタイトルを見てピンと来た人、君とは仲良くなれそうだ。握手をしよう。

 

3月某日、オタクから「ヤフオクでレンズ落としたからどっか写真撮りに行こうぜ」とLINEが飛んできた。

 

俺「みさきまぐろきっぷで美味いまぐろ食って優勝したい」

オタク「この間行った」

ギャハハ「ワオ」

オタク「小淵沢行きたい」

俺「そんな金ねえよ」

オタク「ギャハハ」

俺「流鉄とTX」

オタク「ええやん」

 

という流れで行き先は流山に決定。決行は春分の日・3月21日ということでとりあえずその日は眠りについた。

 

 

 

 

 

 

が。

 

 

 

 

 

 

 

決行前日、21日の流山の天気は曇りなので24日に延期となる。

 

こうして3月24日、決行の日の朝を迎える。

 

2019/3/24 AM7:55 戸塚駅

もともとは7:45集合ということだったが人間の屑なので家を出たのは7時39分。戸塚駅に到着したのは7時50分だった。

オタクも目の前でバス逃したらしいので実質セーフ。

 

そして戸塚から電車に乗り込み、まずはTXに乗るべく秋葉原へ向かった。

 

AM8:47 秋葉原駅

オタクタウン到着。オタクタウンとしての秋葉原へ向かうには電気街口から出ることになるが俺はオタクではないので中央口から出場。

俺らが改札を出てるときに「入場記録がありません」と改札を跳ねられている奴がいたが結局出れたのだろうか。入場履歴がないのはicカードの中でも一番厄介な奴なので駅員も乗客も大変そうではある。

 

駅前にそびえ立つヨドバシカメラを横目に階段を降り、地下ホームにちょうど止まっていた電車へ乗り込んでまずは新御徒町へ。

 

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/30 f/7.1 ISO6400

新御徒町、TXを撮影できる場所を検索するとかなり高確率で出てくるのだがそこで貼られているような写真を撮るには相当な望遠レンズが必要となる。面縦みたいにするなら確実に換算600mmは必要だし下手したらAPS-Cで600mmぐらい必要かもしれない。

 

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/40 F7.1 ISO10000

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/40 F6.3 ISO12800

お次は緑茶王六町へ。緑茶王ネタって今どんぐらいの人に通じるのだろうか。緑茶王ってなんやねん知らねえよバ〜〜〜〜〜〜カ!!!!!!!!!!!って人はとりあえずggって(他力本願寺)

ぶっちゃけ下調べしてた段階では六町の方が望遠必要そうだな〜って思ってたが実際に行ってみると換算450mmでも少しトリミングすれば問題ない程度だったのでちょっと拍子抜け。

 

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/400 f/8.0 ISO320

次は八潮。オタクは腹が減ったと申すので改札内にコンビニかなんか無いのかと思って改札階に降りてみるとコンビニは改札外だった。南無

光線もそこまで良くなかったので早々に撤退し「目的地」でもある流山おおたかの森へ向かう。

 

AM10:55 流山おおたかの森駅

余談だが、もし21日に決行していたらおおたかの森には来ていなかった。

 

 

 

 

何故かって?

 

 

 

 

 

21日から24日へ延期した後にTwitterを眺めていたらこんなツイートが流れてきたから。

 毎月だいたい22日発売のまんが4コマぱれっとでろこどるグッズが流山でやるイベントで売られるとかいう情報は一応掴んでいたのだが、まさか当日に流山へ行くとは思っていなかったので記憶の彼方に追いやられていた。グッズが売られるならば買わない手は無い。

 

ということでおおたかの森へ来たのだが、買おうと思っていたラバストが既に売り切れ。

 

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そのまんま何も得ずに帰るのももったいないのでカレンダーと原作7巻特装版をお買い上げして経済を回した。オタクは経済を回してる!(ニチャニチャ)

  

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ちなみにこの時買ったカレンダーはちゃんと部屋でカレンダーとして使用している。保存用にもう1個買っとけば良かった

 

おおたかの森で経済を回したら南流山へ戻り、武蔵野線屋根登りの聖地吉川へ。

 

 

 ここで「俺らは流山へ来たのになぜ吉川へ行くのか」という話をしよう。

何を隠そう、吉川は駅から徒歩1km程の所にセイコーマートがあるのだ。

俺は育ちこそ横浜だが心は道民なので北海道要素を定期的に補充しないと禁断症状が起こる。ということでここでセイコーマートに行って道民の心を取り戻そうという魂胆である。

 

吉川からセイコーマートへ向かって歩き、途中マイクロバスの路線バスや「タローズバス」とか「グローバル交通」とか名前から走ってる所が1ミリも想像できなそうなバスとすれ違ったりしながらセイコーマートへ到着。

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セイコーマートはしもと店、どうやら比較的最近にリニューアルされたようで小綺麗な店舗にホットシェフ・イートインまで完備という道民の心を取り戻すには十分すぎる環境が関東の店舗にして整っている。

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ガンガン💪🏻食べよう🍙毎日📅食べよう🍜お腹が空く😨のは生きてる証😇🙏🏻 ガンガン💪🏻食べよう🍰三食🍞🍱🍝しっかり👍🏻どうせだったら美味しい🆗方がいい✌🏻️

ホットシェフ食いたいし甘いものも食いたいが100円パスタも欠かせねえ!!!!!!とか言ってたらお会計1000円と少しまで行ってしまった。セイコーマートってLINE Pay使えるようになってたのな。知らんかった

どれも安定の美味さ。優勝。

 

セイコーマートで道民の心を取り戻し、南流山へ戻る。南流山発車メロディーって松戸テレフォンショッピングなのな。知らんかった

 

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/40 f/7.1 ISO12800

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/30 f/7.1 ISO6400

TXの地下ホームへ降りてしばし撮り鉄

つくばエクスプレス、トンネルが割と暗い上に電車はスピード出しまくるのでISO5桁にお世話になりがちですが、南流山は全列車停車駅なのでまだ4桁でも耐えられるぐらいでした。

まあホームがバカ長いのでホーム進入速度はなかなか速いけど。

 

 

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/400 f/11.0 ISO400

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/400 f/8.0 ISO100(raw現像で1EV増感)

ベジタブルトレインってなんやねん

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/400 f/11.0 ISO400

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/800 f/8.0 ISO400

南流山のお次は流山セントラルパークでまた撮り鉄。日頃の行いが良いので光線は最高。「セントラルパーク」ってのは近くにある流山総合運動公園の事らしい。なんとかゲートウェイが連想される駅名である。

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予測変換に存在しない駅名を出すなよ(存在しないツッコミ)

やっぱり同じ場所で撮った編成写真を何枚も並べるとコピペ感が否めなくてどうも微妙な気持ちになってなかなか好きになれない。編成写真が好きで撮ってる人がここにいたらごめんね 

 

やはりTXはなかなかにスピードを出すもので、快速は圧倒的な速度で通過して行く。流石は最高速度130km/h。

 ちなみにこの時は顔に赤帯が付いてるやつを撮りたかったのだが、数本撮っても赤帯は1本も来なかった。カス

 

さて、「流山セントラルパーク」の由来となった流山市総合運動公園にはSLとガソリンカーが展示されているというので見にいこう。

駅の周りはTXの開業と共に開発されたようで、まだまだ発展途上感が漂っていた。駅前の大きめな道路は駅のすぐ近くで突き当たりとなり、削りかけの崖が見えるあたりこれからまだまだ伸びて行きそう。

 

14:40 流山市総合運動公園

総合運動公園に来たのは良いものの、SLがどこに展示されているかさっぱり分からない。公園内のマップは公園内はおろかネットにすら情報が無いので歩きながら探すことにした。

途中、トーテムポールが大量に生えている広場では愛犬と戯れる人やテントを張るアウトドア家族なんかの「勝ち組人生」を歩んでいるであろう人たちの休日を垣間見たりした。

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/200 f/2.8 ISO200

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/200 F2.5 ISO200

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/250 f/5.6 ISO3200

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/250 f/2.8 ISO200

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/100 f/5.0 ISO320

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/50 f/4.0 ISO640

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/200 f/5.6 ISO800

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/250 f/5.6 ISO2500

SLとガソリンカーは小高い山の上に置いてあって、柵に囲われた状態で展示されていた。

どうやらもともと柵は無く、自由に見られたそうだがアスベストが使われているため柵で隔離せざるを得なくなったらしい。

所々塗装が剥がれ、錆びが浮き出た車両はどこか痛々しくて、鉄道車両を保存することの大変さを物語っているようにも感じる。錆び錆びになった車両もまた趣があって良いが錆びずに保存された方が良いのはまあ当然のこと。

 

そろそろ流鉄に行くかということで鰭ヶ崎駅へと足を進ませる。駅前の発展途上感漂う道路を歩いて鰭ヶ崎駅へ向かう。

 

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/250 f/3.5 ISO200

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/1000 f/2.5 ISO200

地蔵の姿が見えない地蔵堂があると思ったら床が抜けて下に落っこちていただけのようだ。お前ええんか…

調べると地蔵堂って35万近くするらしいので修理するにも金額馬鹿にならないのだろうか。なんてこの時は考えていたが地蔵堂の持ち主が亡くなっている可能性もあるわね。

開発途上感の漂う道路から小さな道に逸れると景色は「田舎の風景」のようなものに変化する。小さな道の横には少し古めの家と畑が広がる。ここから数百mもしない所に100km/hオーバーで爆走する近代的な電車がいるとは思えない。

 

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/1000 f/2.0 ISO200

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/320 f/4.0 ISO200

小さな道の奥に見える錆び錆びのT字路標識、一体いつからここに立っているのだろうか。

T字路を左に逸れるとTXをオーバークロスする橋に出る。線路だけ見ればTXは本当に新幹線のようで、この設備あってこその130km/h運転なのだと感じる。

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/320 f/8.0 ISO500

TXの尖ったシャープな車両は「光と影」が本当に映えるもので、コントラストの高い写真は自分自身そこまで好きではないのだがこういう車両はついついハイコントラストに仕上げてしまいがち。

 

 

最近Googleマップがゼンリンと手を切り、マップが改悪されたと話題だが、 流山の地図もむろん影響が無いはずはなく、Googleマップが存在しない道を案内してきたりとまあ噂に聞いていた通りの様子を見せていた。既に「こういう事」があると知っていたので「Googleマップマジで改悪されてんじゃんwwwwwwwwwww」みたいなノリで流したので被害は無し。

 

16:00 鰭ヶ崎駅

そんなこんなで鰭ヶ崎駅に到着。今回はSL見るために流山セントラルパークまで行ったけど鰭ヶ崎駅の最寄り駅(日本語が崩壊してる)は南流山らしいです。

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フリパを買ったらろこどるのバッヂを貰った。絵柄はゆい先輩。

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/160 f/5.0 ISO200

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/125 f/4.0 ISO200

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/80 f/16.0 ISO200

流鉄は全ての駅に駅員が配置されているローカル私鉄としてはなかなか珍しい鉄道でもある。列車が来ると駅員がホームへ出てきて、ホーム上の安全を確認し、電車から降りてきた客からきっぷを受け取り、駅務室へと戻って行く。という風景が数十分ごとに繰り返される。

 

 ひとまず流山まで行ってからそのまんま折り返して馬橋まで行こうぜということで鰭ヶ崎→流山→馬橋と流鉄を0.75往復する。

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/160 f/4.5 ISO200

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/200 f/6.3 ISO200

鰭ヶ崎からおおよそ5分で流山に到着。流鉄に乗ってまず思うのはとにかく揺れること。それも縦揺れが激しい。陽も傾き始め、温かい陽射しと心地よい揺れを感じながら折り返して馬橋へと向かう。

 

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/30 f/4.0 ISO200

沿線の道路を走る車と並走し、最終的には抜かされる電車、それが流鉄。

 

16:25 馬橋駅

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/80 f/4.0 ISO250

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/125 f/4.0 ISO1250

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/100 f/4.0 ISO100

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/200 f/2.8 ISO200

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/125 f/2.5 ISO200

JRとの接続駅でもあり、流鉄流山線の始発駅でもある馬橋駅

すぐ隣を現代的なデザインの電車が爆走しているとは思えないような異空間っぷり。もうすぐ平成も終わりだってのにこのレトロ感マシマシな空間が東京都心から30分と少しの所にあるということがにわかに信じがたい。

令和が終わって更に次の元号になるまで果たしてこの昔ながらの風景は残っているのだろうか。

 

 

 流鉄のホームから跨線橋を登り、馬橋駅の駅前に出て川沿いを歩きながら隣の幸谷駅を目指す。

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/250 f/5.6 ISO500

家と家の間を縫って走る単線の上を行く2両編成、大変よいもの。

こうやって見ると線路ガッタガタですね。こんな線路してたらそりゃああんだけ揺れまくるわ。

 

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/2000 f/2.8 ISO200

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/400 f/4.5 ISO200

川沿いには桜が咲き始めていた。ここの桜も今頃は満開になっているだろうか。

個人的に桜の花が咲く時期ってあんまり好きじゃないんですよね。理由を申すとすれば桜が満開になると戸塚の駅近くにある川沿いの道が桜並木の桜を見に来た人たちで溢れるのです。

別に人がたくさん来るだけなら一向に構わないし好ましい事だが、彼らは歩道の一段下にある自転車道を我が物顔でほっつき歩くのである。おい見てるか幼稚園ぐらいの子供を野放しにしてベビーカーを押して自転車道を塞ぎながら堂々と闊歩する脳カラファミリーお前らのことだぞ。

とまあこの時期になると民度最悪ロードと化した川沿いでストレスがマッハになりながら戸塚へ行かねばならないのだ。

 

まあそれはそれとして、桜が咲き始めた桜並木を歩いて行く。

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/400 f/5.6 ISO200

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/100 f/8.0 ISO200

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/100 f/2.5 ISO200

桜並木と反対側に目を向けると、鉄道用地らしき謎の空き地や大量の自転車が放置されている場所とどこか寂れたような雰囲気が漂っている。小さな川から別れた更に小さな小川を渡る鉄橋を過ぎ、常磐線武蔵野線の連絡線に跨がれると幸谷駅はもうすぐ。

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/400 f/5.0 ISO200

幸谷駅までもう少し、という所で線路沿いの道が途切れてしまった。ということで踏切を渡り、一旦線路とお別れして幸谷駅を目指す。

 

17:25 幸谷駅

そんなこんなで幸谷駅。なんやかんやで馬橋からここまで来るのに1時間もかかっていた。写真撮りながらだと1.6km歩くだけでここまで時間がかかとるは。

 「幸谷駅」と言うとあんまりイメージ湧かないという人が多数だと思うが、幸谷駅はJRの新松戸駅から歩いてすぐの場所にある。ちなみに新松戸駅は千葉県松戸市幸谷にあって、幸谷駅は千葉県松戸市新松戸にあるらしい。

 

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/15 f/5.6 ISO200

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/13 f/5.0 ISO200

幸谷駅はマンションの1階にあるためか、他の駅とはどこか違う雰囲気が漂っていて、けれどもやはり少し前の時代の雰囲気が漂っている不思議な空間。

低学歴なので「きっぷはめいめいに」の「めいめいに」の意味を知らなかったが「一人ひとり」的なミーニングの言葉らしい。また一つ詳しくなった。

 

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駅舎の一角にはなぜか自販機が大量に並んでいて、流山行きの電車を待っている間に自販機に並ぶ商品を眺めているとリアルゴールド×カルピスなる地雷の予感しかしないドリンクを発見する。

80円と比較的お手頃な価格だったので飲んでみたが、想像してた程とんでもない味ではなく、リアルゴールドの味や炭酸がカルピスのおかげで少し穏やかになった感じでまあ普通の味だったが、美味いわけではないし他人に勧めるようなものでもないどこまでも微妙な味。

チャレンジャー各位は是非とも飲んでみていただきたい。

 

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/125 f/4.0 ISO200

 リアルゴールド×カルピスを飲んでいるうちにもうすぐ流山行きがやってくる時間となったので改札を抜けてホームへ出る。新松戸駅に近いからか、それとも帰宅ラッシュの時間帯だからか、なかなか乗客はいるようだ。

 

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/50 f/4.0 ISO400

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PENTAX K-70+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF] SDM 1/80 f/4.0 ISO200

日没も近くなった時間の車内は差し込む夕日で橙色に染まる。 都会のど真ん中とは違い高い建物が多くないので夕日がダイレクトに入ってくるのは大変エモーショナルだが、進行方向右側の座席に座ったら乗車中はずっと眩しさに耐える羽目になる。

 

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/250 f/5.6 ISO1250

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/200 f/2.8 ISO200

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PENTAX K-70+HD PENTAX-DA55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE 1/125 f/4.5 ISO500

幸谷駅の隣である小金城趾駅も電車を降りると夕日で橙色になっていた。この駅もかつてはマンションの下にあったようだが、今となっては上にあったマンションは解体され、橋上駅舎のある小さな駅となっている。

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/320 f/4.0 ISO200

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/400 f/4.5 ISO200

階段を上り、駅舎の外から線路の先を見渡すとその上に見える空は橙色と青色のグラデーションに変わり始めていた。

夕暮れ前や日の出前に見られる青色と橙色のグラデーションが死ぬほど好きなのでこういう空を見るたびに「良い空だなあ」と思いながら日々過ごしています。

 

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再び電車に乗るべく改札を通ろうとしたら駅員にこんなものを渡された。駅で写真を撮りに来た不審者にこんなファンサするとか神対応が過ぎるぞ。推せる

 

18:00 平和台駅

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/15 f/5.6 ISO200

地下鉄有楽町線副都心線はお乗換え。夕日も既に建物の向こうへ沈み、もうすぐ夜という時間に。

オタクが「腹減ったしどっかに何か食いに行こうぜ」というので駅からすぐ近くのイトーヨーカドーへ足を向かわせる。ヨーカドーあるしポッポもあるやろwと思ってたらポッポは無く、仕方ないのでフードコートのKFC。

 俺はこの後家に帰ったら普通に飯を食うのでクラッシャーズとかいう奴を注文。美味い

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/100 f/2.5 ISO1250

KFCを出て駅へ戻る頃には日もすっかり暮れて完全に夜。次に来る電車は馬橋行きなのでスルーして流山行きへ乗り込む。

 

18:37 流山駅

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/100 f/2.5 ISO2000

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/80 f/2.0 ISO1000

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/80 f/2.0 ISO1000

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/80 f/1.7 ISO6400

流山駅に到着すると、反対側のホームには緑の電車が留置されていた。朝ラッシュの時間帯にはこの電車が留置されているホームと交互に電車が発着するそうなので仕事のない時間はここで休んでいるのだろう。駅に隣接して検車区もあるが暗すぎてまともな写真にならなかったので割愛。

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/100 f/2.5 ISO640

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/100 f/2.5 ISO200

俺たちが乗ってきた電車も馬橋へ折り返していき、次の電車は15分後。次の電車が来るまで適当に過ごすことにしよう。

3枚目にチラッと見えているろこどる×流鉄100thの看板だが、魚心くんの名札が「ワンマン」になってるの芸が細かい。

 

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/10 f/4.5 ISO200

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/100 f/2.5 ISO640

数分すると、折り返し馬橋行きとなる電車がやってきて、駅は少し賑わう。そして全ての乗客が改札を抜けると駅には再び静寂が訪れる。

もうすぐ電車が発車する時間。電車に乗り込んで発車の時間を待つ。

 

18:59 発車

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PENTAX K-70+SMC PENTAX FA 50mm F1.7 1/100 f/2.5 ISO400

駅員が駅の外へ出て乗ろうとしている客がいないことを確認し、ドアが閉まり、電車は動き出する。さらば流山。機会があったらまた来ようと思う。

相変わらず揺れの激しい電車に10分ほど揺られ、馬橋から常磐線に乗り込み、東京で駅の表示や放送では横須賀行きだったのに久里浜行きを表示する横須賀線へ乗り換え、横浜で降車するオタクを見送って戸塚へ着く頃には21時が近づいていた。開花し始めた夜桜でも眺めながら帰宅しよう。