西町北21丁目/a>

西町北21丁目

まともな事を書きます

西町的RAW現像小技集

はじめに

リアルが忙しすぎて(本当か?)ブログをずいぶんと放置してしまいました。

ni4mc.hatenablog.com

最後に書いたものであるこれを投下したのがもう67日も前の話だそうです。なんてこった。現状バイトと大学で週休0日の生活をしているので、たっぷり休める時間は夏休みまでお預けかもしれません。

まあそんなことはどうでもいいとして、今回はRAW現像のときに役立つかもしれない小技だとかちょっとしたテクニックを書いていこうと思います。いろんなオタクがこんな感じで自分の使うテクニックを開示したらみんながいろんな表現をできるようになって素敵だと思います。後は分かるな?

そもそもこんなことを書こうと思ったのは先日オタクが「RAW現像わかんねー」とツイートしているのを見て、大昔に考えたアイデアが再浮上してきたからです。分かる。俺もRAW現像なんもわからん。

とまあ、こんな感じの適当なノリで書き始めているので何を書こうかも未だに思いついていません。いっぺん公開した後もなんか更新するかもしれないです。

斜に構えオタクなので現像ソフトは全人類が使っているLightroomではなくDxO PhotoLabを使っていますが、ここで挙げる調整に使うものはだいたいLightroomにもあると思います。知らんけど。

 

おしながき

 

ブラックは持ち上げて、シャドウは落とす

トーンカーブ・トーン補正オフ

トーンカーブ・トーン補正オン

RAW無補正の画は往々にして黒がやたら濃厚になりがちです。日中の日陰なんかは特にやたらコントラストの高い濃い目な味付けになってしまいがちです。
そこでだいたいの写真はまずトーンカーブの一番右下の所を+5ぐらい持ち上げます。これで真っ黒の部分が少しマイルドになってくれるのでこれだけで割と変わりますが、トーン補正の「ブラック」も同様に少し持ち上げて暗部の特に暗い部位を全体的にマイルドにしてもらいます。

とは言え、これだけだと画がすこしのっぺりしてしまうので、シャドウを少し下げて釣り合いを取ります。

これで日陰の不自然な暗さはけっこう低減できると思います。俺はだいたいの写真でまず最初にこの工程を入れるので、必須と言っても過言ではないかもしれません。

あ、あとコントラストをいじる時はトーンカーブとトーン補正のほうがかなり細かい調整が効くので優秀です。なのでコントラストのスライダーは滅多に使っていません。かわいそうだね。

 

露出補正をいじったらトーンもいじろう

暗く撮りすぎたとか明るく撮りすぎたという場合には話は別ですが、暗いほうが雰囲気の出るシチュエーションやその逆でもっと明るくするほうが雰囲気の出るシチュエーションは存在します。しかし、ただ露出補正で下げるだけだと漆黒が誕生したり白が大爆発してしまいます。そういう時は下げたならシャドウとブラックを、上げたなら中間トーンとハイライトをいじってあげると良いでしょう。

ここから

暗くしたなら

調整する

 

 

青色は万能

画がちょっと青くなるとスッキリした印象になったりするので青色はけっこう万能です。青色フィルターを乗っけるとかのやり方もありますが、手っ取り早くてかつお手軽なのはホワイトバランスを青色に降る事です。

実際俺はカメラのオートホワイトバランスをかなり青色に振り切った設定にカスタムして撮っています。現像のときにはこれにシアンとか青のフィルターを少し乗っけているので俺の写真は総じてデフォよりかなり青色が濃いめです。

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この下にWB太陽光・カラーフィルター切とWB撮影時設定・カラーフィルター入をそれぞれ何枚か乗せていきますが、けっこう印象が変わるのが分かると思います。

WB太陽光・カラーフィルター切

WB撮影時設定・カラーフィルター入

WB太陽光・カラーフィルター切

WB撮影時設定・カラーフィルター入

WB太陽光・カラーフィルター切

WB撮影時設定・カラーフィルター入

じゃあ暖色寄りにするシチュエーションはどんな時があるのかと言うと、古めの木が多めの建築だとか、ゆるっとした雰囲気を作ったりするときに役立ちます。

セピア調色+茶フィルター

セピア調色+暖かいトーン


青色をちょっとシアン寄りにする

デフォの色では青色はどうにもマゼンタっぽくなりがちです。カラーフィルターで青を乗っけた時も純粋な青を乗っけているのでやはりどうにもマゼンタがかった色になりがち。

そこでHSLでちょちょいっと青の色相をいじったり、WBの緑かぶり補正を使って青を好みの感じにチューニングしてあげると良いでしょう。HSLは特定の色だけチューニングできてかなり便利なので使えるようになるとかなり表現の幅が広がると思います。

before

after

 

トーンカーブでブラックに緑を盛る

これは暗い写真はよく使います。理屈はよく分かりませんがブラックに緑を乗っけるとちょっといい感じになります。

before

緑を+3持ち上げ

ちょっと印象違うでしょう?+3盛るだけでこれだけ変わるのでかなり繊細な調整が必要になります。緑を盛るだけじゃなくて緑+4青+3ぐらいに少し青の比率小さめで青と緑を合わせてもけっこう良いです。

 

RGBトーンカーブはこれ以外にもけっこう色々な使い方ができるので、使いこなせるようになると楽しいですよ。

 

(今のところは)おしまい

とまあ、自分がRAW現像で使っている小技をパッと出てきた5つ挙げました。たぶん他にもなんかしらあると思うので思い出してなおかつブログに書き残すやる気があれば適宜追加しようと思います。ひとまずはこんなところです。

書き終わって時計を見たらいつの間にか日付が変わっていたのでさっさと寝ます。おやすみなさい。

月曜日、お伊勢参りは未遂に終わる。

ni4mc.hatenablog.com

これの続き。

 

 さて、腹ごしらえを済ませたら近鉄名古屋駅へ向かう。窓口でフリパを受け取り、いよいよ改札内へ。この男、でんぐるまひろしだと言うのになんと近鉄に乗った経験が中学校の修学旅行で奈良から京都へ移動した時の1回きりしか無い。ひろしの風上にも置けねえな。

 

 せっかくなので少し写真撮影行為をしてから電車に乗ることにした。

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でんちゃ^~

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でんちゃ^~

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でんちゃっちゃ^~

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トンネルがかなり明るくて撮りやすく、なかなか好印象。

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近畿日本ご自慢のシャア専用特急もいた。俺もくつろぎのアップグレードしたいぜ。

 

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 時計が8時を少し回った頃になって、そろそろ飽きてきたので移動を開始することにした。第一目的地は桑名である。まだ朝の時間帯であるから、「時間はたっぷりあるし各停でゆるゆると移動するか~」などと余裕をぶっこいて富吉行きの普通へ乗り込んだ。まだ通学時間帯だからか、地元の学生がたくさん乗っている。

近くに高校があるのか烏森で学生たちがごっそり降りると、車内は各駅停車に特有のなんともゆる~い空気感に包まれる。この空気感が好きで、ついつい移動のときは各駅停車に乗ってしまう。

8:35 富吉駅

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 20分程度で終点の富吉に着いてしまった。この先へ向かう列車にも時間があったし、やたらスタイリッシュな塗装の団地が建っていたのも気になったので富吉で一旦改札を出る。

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 富吉はさほど客の多い駅ではないが、駅に隣接して車庫があるので乗務員と思しき近鉄の制服を着た職員がたくさん歩いていた。聞こえてくる会話も「ちょっと休もっか~まだ時間あるし」などとかなりほのぼのとした雰囲気の会話でとても雰囲気がいい。

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これが気になっていた住宅である。こんなスタイリッシュな見た目ではあるが、建物の内部を少し見てみるとなかなかに古さを感じるデザインが随所に見られる。きれいな外観になっているが、部屋の中身もリノベーションされているのだろうか。

 富吉は駅周辺にとにかく高層住宅が多くて、南口を出るとすぐ横にファミリーマートが1軒ある他、見える建物はほぼほぼマンションや高層アパートの類だった。それぞれ建設された時期が違うのか、どの住宅も微妙に異なった雰囲気を放っていて面白かったのだが、普通に考えて住宅へレンズを向けて写真を撮りまくるのは不審者以外の何物でもないので、スタイリッシュな塗装のものを撮るだけにしておいた。

 程よく時間も潰れたので駅へ戻る。改札へ入ると、ギャン泣きしている親子連れの幼児を宥めている近鉄職員がいた。やはり富吉駅はほのぼのとした空気が漂っている。

 

9:30 桑名駅

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 駅周辺をうろついているうちに富吉まで乗ってきた電車の後続を何本かやり過ごしてしまっていたみたいだが、幸いにもさほど時間を開けずに塩浜行きの普通がやってきたので乗り込む。最初は四日市まで乗るつもりでいたが、桑名に見ておきたい場所があったのをすっかり忘れていて、桑名で飛び降りた。

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 桑名駅からおおよそ5分ほどやってきたのは踏切だ。桑名駅から少しの間は三岐鉄道北勢線とJR関西本線、そして近鉄名古屋線の3路線が並走する形になる。この3路線は線路幅が三岐は762mm、JRは1067mm、 近鉄は1435mmと全て異なっていて、この3つの異なる線路幅を一度に跨ぐことのできる日本唯一の踏切がこの踏切なのだ。

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踏切の名前はJRの場合は「構内踏切」らしい。なんとも安直なネーミングである。

 さて、3線の踏切をそれぞれ渡ってみようじゃないか。

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これが三岐鉄道(762mm)。

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これがJR(1067mm)。

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で、これが近鉄(1435mm)。なるほど。確かに違う。

 

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三岐と近鉄を比べると広さの差がものすごい。近鉄は三岐の2倍弱も広いんだもんな。

桑名にあった用事はこれだけなので、早々に駅へ戻って四日市へと向かう。もう昼も近くなってきたし、ちょうど次に来る電車が急行だったので各停でダラダラ進むのはやめにして急行へ乗って四日市へ。

 

10:15 四日市

 四日市へやってきた。なんでも四日市三重県の中でも県庁所在地である津より栄えているらしい。ほう。一体どれだけ栄えているのだろうか。

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ふむ。

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なるほど。

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大都会じゃん?

 

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 人通りが少ない感じは否めないが、なかなかの大都会。駅ビルのテナントに丸善とか見えたし。駅ビルの外装もなかなかに凝っている。

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 そんな大都会四日市の街を歩いて駅から少しJRの四日市駅方面へ歩き、角を右へ曲がった場所にあるたい焼き屋の伊藤商店へやってきた。角を曲がる前から生地の焼ける香りが漂っているので、かなり分かりやすいのではないだろうか。

突然だが、たい焼きには天然と養殖という2つの焼き方があるのはご存知だろうか。大きな型に生地と餡を入れて複数個一気に焼くおなじみの方法は養殖、小さな型で1匹分づつ焼いていく方式が天然だという。最近は天然のたい焼きを食すことのできる店はかなり減っているようで、天然のたい焼きというのは今や希少価値となっているのだ。

こはちょっと前から読んでいる四日市菰野周辺を舞台にしたweb小説で登場していたのだが、たい焼きに関する描写が完全に天然のものに対するそれで前から天然のたい焼きを食べたいと思っていた俺はかなり気になっていたのだ。

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 たい焼き1匹、180円也。念の為「たい焼きの写真撮ってもいいですか」と店主の人に聞いたら皿を出してくれた。気さくな人だなあ。

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 食いかけというあんまり綺麗でないものを見せることになるが、天然のたい焼きの特徴はなんと言ってもこのパリパリの薄い皮にぎっしり詰まったあんこにある。養殖物ももちろん悪くないが、やはりこちらのぎっしり詰まったあんこの満足感にはとても敵わない。

 

11:20 菰野町

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 次の目的地へは名古屋線から少し逸れて湯の山方面へ向かった先にあるので、湯の山線ホームにいた電車へ乗り込む。かつては大阪から直通の特急も走っていた時期があったそうだが、今は短編成のワンマン列車がトコトコと走るちょっとしたローカル線のようになってしまっている。昼前という時間も関係しているとは思うが、同じ車両にいたのは自分の他に片手の指で数えられるほどしかいなかった。その数少ない乗客の中に制服を着た女子高生が乗っていたのだが、こんな時間になぜ高校生が電車に乗っていたのか、今でも不思議でならない。運行頻度はさほど高くないようで、乗り込んでから15分ほど待った頃にようやくドアが閉まり、電車が動き出した。

 中川原とかいう京王みたいな駅名を眺めたりしながら電車に揺られておよそ10分、下車したのは桜駅。随分と春らしい駅名だなあ。

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そんな桜駅から少し歩いたところにあるこの廃バス停が2つめの目的地。

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気づいていただけただろうか。ベンチの両端に見えるジャスコの文字が。そう。ここはジャスコの初代ロゴが残っている廃バス停なのだ。

 2011年に全店舗のブランドをイオンへ転換しジャスコは消失することになるが、かつてジャスコにお世話になったフォロワー諸兄は多いはずだ。そんなジャスコのロゴと言うと、下のようなものを想像する人々が多いだろう。

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こんなのとか

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こんなの

これらはそれぞれジャスコの3代目と2代目ロゴであり、緑と赤のやつが登場する以前のロゴがこの廃バス停に残っている初代ロゴなのだ。緑と赤の2代目が登場したのは1974年のことで、過渡期を経ていつ頃初代ロゴが消失したのかは調べていないので不明だが、2代目が登場する前なのだから、少なくとも1973年以前から実に50年近く、もしくはそれ以上の間この廃バス停が存在していることになる。

 こんなにも長い間残っていながら、ジャスコの文字と初代ロゴが黒々と残っているのは屋根があるお陰だろうか。それにしても廃バス停なのだから廃止されると同時に撤去されてもおかしくない中、今でもこの状態で残っているのは奇跡と言っても差し支えないだろう。

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すげえ!!!!!!!!!!!!!

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ジャスコだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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本当にジャスコだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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初代ロゴだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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信じられるか?これ撮ったの令和なんだぜ?

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 この待合室の設置するための出資者だろうか、地元の偉い人たちの名前と並んで「ジャスコ株式会社様」の表記が見える。菰野ジャスコ、ひいてはイオングループの原点となる岡田屋が創業した四日市からほど近く、ジャスコと縁の深い土地なのだろう。

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 ジャスコを堪能した後は同じ駅へ戻るのも芸がないので、少し距離はあるものの桜駅から湯の山温泉側へ一つ隣の菰野駅へ行くことにした。道中に冠詞大きい*1があるので、ついでに地元のスーパー観察ついでに寄ることにした。

 

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王様のメチカツ

 母親から「四日市トンテキのタレ売ってたら買ってきて」との指令を受けていたため、ソースのコーナーを覗いたり、お菓子コーナーや鮮魚コーナーなど、地域柄が出やすいコーナを一通り眺めてみたものの、あまり地域色は見受けられなかった。残念。

 冠詞大きいを出てからは、幹線道路の歩道を歩いて菰野駅へ歩いてゆく。

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道中には店名がオノマトペのコインランドリーがあったり、

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焼き鳥の値段が変わったのを消して誤魔化している店があったり、

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見るからにカメラのキタムラ跡地の雰囲気を放つ建物があったり、

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「アパート」という名前*2のアパートがあったり、

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ちょっといい感じの床屋があったりしてなかなか面白い。

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👍イイね👍

 

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菰野駅の前には見たことないチェーンのコンビニがあった。どうやらニュージョイスはパスコ(敷島製パン)が展開するコンビニだそうで、近畿や中部を中心に展開しているらしい。が、ニュージョイスカワイは今は既に閉店してしまっているようだ。自治体名を冠しているにも関わらず駅前一等地にコンビニの抜け殻がある駅とは…

 

菰野駅に到着するとちょうどいいタイミングで四日市行きの電車が来たので四日市へ戻り、次の目的地である伊勢神宮へ向かう。四日市から乗った急行はVX*3だったのでご満悦。

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 電車は野生のポップ体台無しbotなポスターと俺を松阪へと運んでゆく。松阪駅から先は2両編成のワンマンへ乗り換え、明野駅の手前で外壁がヒョウ柄の家に度肝を抜かれたり、宮町駅のアクセントがみに来ることに少し驚いたりしていたら、電車は宇治山田に着いていた。

 

14:40 宇治山田

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 気づけばもう陽もかなり傾いてしまっている。他に降りた客はあまり多いようには見えなかったが、外宮へ行く人はみんな伊勢市で降りてしまうのだろうか。ホームに見えるのはちょうど帰宅時間の高校生ぐらいだ。

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 宇治山田駅はかつてバスと電車が同一平面で乗り換えできたそうで、今でもその設備の遺構が残されている。この柵の向こう側にかつてはバスが停まっていたそうな。

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 近鉄伊勢神宮に対する気合の入れようが尋常でないことをこれでもかと示しているやたら豪華な作りの駅舎はなんと貴賓室も備えているそうで、とにかくすごい。

 ここまで昼飯を食いそびれていたので駅近くにあるまんぷく食堂で唐揚げ丼(有名らしい)を食おうと思っていたのだが、この日は15:00から営業となっていたようなので少し駅周辺をブラついて時間を潰す。

IMGP9292_DxO粉々にされた三角コーンや

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先述のバス乗り場へ続くアプローチや

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屈まないと桁下制限高に引っかかる橋を見たりしていたら15:00になっていたのでまんぷく食堂へ戻り、昼食を頂く。

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けっこう有名な店のはずなのだが、こんな時間だからか他の客はいなかった。

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ミニ唐揚げ丼とミニ伊勢うどんのセット。美味かったです。

 食い終わった頃には既に時刻は16時前。そこで現れた問題が伊勢神宮の参拝時間だ。この時期だと伊勢神宮の参拝時間は17時までだそうで、参拝時間のことなんぞ全く考えておらず、このタイミングでようやく気づいた俺は4つの選択肢から行動を選ばざるを得なくなった。

1. 外宮だけ行って内宮は諦める

2. 内宮だけ行って外宮は諦める

3. どちらかに今日行ってもう片方を翌日に回す

4. 両方諦める

 こんな時間に宇治山田から内宮へ行くには時間が厳しいので、まず2は無理、外宮だけ行くのもなんか気分が良くないし、かといって伊勢まで来て伊勢神宮を素通りするのは勿体ない。なので今日のうちに外宮へ行って内宮は翌日に回すことにした。

 よくよく考えたら午前のうちにダラダラと各停で移動していなかったり、菰野まで歩いていなかったらもっと時間に余裕を持って両方行けたのかもしれない。行きたい場所とおおまかな時間しか考えないガバガバ行程で旅行しているからこうなるんだ。

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鳥糞だらけの道を歩きながら外宮へ向かう。案内をgoogleマップへ丸投げしていたので外宮の入り口でないよく分からない場所に設定されていたお陰で余計に時間がかかってしまった。

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普通そんなところに傘置く???????????

 

15:45 伊勢神宮 外宮

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 やってきました伊勢神宮。こんな時間だからか人はまばらで、自分の他に境内で見かけた人は両手の指で数えられるぐらいしかいなかった。このご時世なので密を避けられたので、この時間に来るのもまあ悪くはないかもしれない。

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 このご時世なので手水舎も柄杓が撤去され、水道からダバダバ出ている水で手と口を清めるようになっていた。まあ確かに口すすぐし柄杓だとリスクめちゃくちゃ高いよね。

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境内はすごく広くてなんか凄い感じ。なんかもっとまともな感想書けねえのか。感受性が終わっている。

同じ境内に複数の社があることを行ったその時まで知らなかったので五円玉のストックが足りず、五円玉は一人の神様にしか貢ぐことができなかった。他の神様にはインターネットで五円以外に縁起のいい賽銭の金額を調べて手持ちの小銭から作れる組み合わせを投入しておいた。五円より多いしきっと許してくれるはず。知らんけど。

 

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 参拝を終え、入口へ戻ると菊が展示してあるのに気づいた。この時間のどんよりした明かりでもなんだかいい雰囲気になるから不思議。

 

16:30 伊勢市駅

 来る時はやたら豪華な駅舎を見るために宇治山田で降りたが、帰りはそんな事は関係ないので最寄りの伊勢市駅まで歩いていく。やはり伊勢市が外宮へのアクセス駅としてメインを張っているようで、土産物屋や飯屋が軒を連ねていて、宇治山田から歩いてきた道路とは比べ物にならないほど栄えていた。

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 伊勢はとにかく赤福の広告が多い。伊勢神宮の最寄り駅たる伊勢市駅ももちろん例外ではなく、ご覧のように見渡す限りの赤福赤福赤福

 この時間はどうやら放課後にちょっと遊んできた高校生たちの帰宅時間と被っていたようで、駅ではいたるところで青春の1ページが繰り広げられている。オタクいじめか?

 今夜の宿を構えているのは津なのだが、撮りたいものがあるので名古屋行きの急行に乗り、津をスルーして四日市方面へと引き返す。

 

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 元々は伊勢神宮→ブルーアワーに長太の大楠→塩浜で工場夜景という計画を練っていたのだが、伊勢中川の手前でこの空模様。乗車中にすっかり夜の帳は下りきって、車窓を流れるのは夜の闇と地上の星だけになってしまった。こんな時間に行っても何も見えないので長太の大楠は翌日の早朝へ回すことにする。朝から四日市方面へ引き返すのは勿体ないが、長太の大楠は外したくないので仕方ない。

 

 電車を塩浜で降りて夜景を撮りに目星をつけていた場所へ向かう。歩いている最中、5分もしない間にパトカーを2回も見かけた。治安が心配になってくる。

不審者に遭遇することも自らが不審者になることもなく、無事鈴鹿川の河川敷にやってきた。ここからは対岸に昭和四日市石油四日市製油所を望むことができるのだが、ほっそい上に街灯もない真っ暗な道路をけっこうな頻度で車が猛スピードでかっ飛ばしてきてなかなか怖い。夜に歩くかもしれないからと持ってきていた自転車のライトを三脚へくくりつけて「ここに何かいるぞ」とアピールしながら撮影することになった。

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河川敷から望める工場の景色。まずは広角でいただきます。

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広角に飽きてきたらレンズを望遠へ付け替えてグワッと寄ってみたり

IMGP9319_DxO広角カットを見返すといまいち満足いかなかったのでラウンド2へ突入したり

 この工場だけでもいろいろな場所や角度からいろいろな写真を撮ることができるのだろうが、夜景を撮る時は一度腰を据えてしまうと場所の移動が非常に面倒くさい。三脚展開するのが面倒だからと三脚を滅多に使わない男にとってはなおさらだ。それに加えて、先にも書いたように河川敷は車がビュンビュン走っているので下手に歩き回るのも危ないだろう。一箇所からしか撮らなかったとは言え、切り取りかたにバリエーションを与えながら撮るのは楽しかったので良しとしよう。

 

20:40 津

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 津へ戻る道中の北楠駅前には猫がたくさんいた。ヤバい猫屋さんしたかったのだが、駅に着いたと同時に電車が入ってきたので泣く泣く猫を見逃して電車へ飛び乗り、津へ戻る。

 

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 今晩のお宿は津駅から歩いて数分の場所にある東横イン。U35割のおかげでネカフェに1000円追加程度の価格で泊まれて大変ありがたい。

が、宿へついて早々に再び電車へ乗り込む。向かった先は一つ隣の津新町駅。津駅周辺にはスーパーがあまり無い上、コロナ禍のおかげで飯屋はどこもかしこも時短営業。こんな時間まで呑気に写真を撮っていたので晩飯難民になってしまった。そのため、晩飯を確保するついでに津新町から1kmほど歩いた場所にある銭湯で大きな風呂へ入ることを企てたのだ。

 閉店間際のスーパーへ駆け込むが、閉店間際まで弁当の類が残っているはずもなく、仕方ないのでスガキヤカップラーメンとせめてもの地元要素として30%引きになっていたうなぎの肝の蒲焼き(津はうなぎが有名らしい)を確保。昼の冠詞大きいでは売っていなかったトンテキのソースもここでは売っていたので確保。

 それからはいかにも地元密着型といった風情の銭湯でホカホカ入水。貸しタオルを無料で貸してくれただけでなく、シャンプーまで貸していただいてしまった。ええんか?料金表に貸しタオル料金書いてあるんだけど。

やはりデカい湯船に浸かるのは最高や。大浴場にはホテルのユニットバスからは得られない栄養がある。電気風呂なるものもあったので物は試しと入ってみたが、めっちゃ筋肉が痙攣した上に上がったあとも足がつったような感覚が残ったので自分は電気風呂に適合しない人間であるという新たな発見も得た。二度と電気風呂は入らん。

 

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 ホカホカ入水でぼんやりしていたらいつの間にか最終電車の文字が見えるような時間になってしまっていた。こんな時間なので車内の人もまばらであった。

 

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 津へ戻ると、QR顔の看板を横目に宿へ戻り晩飯を頂く。この頃には既に時計の針は0時を越えていた。伊勢から塩浜に直行しないで四日市あたりで飯食ってから塩浜に行けばよかったとも思ったが後の祭り。まあ昼飯の時間も15時とかなり遅かったので空腹感には苛まれなかったのが唯一の救いだろうか。

 うなぎの肝はめっちゃ不味かった。二度と食わねえ。後になって考えれば肝という時点で察することもできただろうが、完全に味が珍味のそれである。いわゆる「日本酒に合う味」のそれなのだが、生憎このときはまだ20歳の誕生日を迎えていないため、死にそうな顔になりながらうなぎの肝を完食し、眠りについた。

 次の朝もかなり早起きだぞ。頑張れ俺の体。

 

続く。たぶん。

*1:ザ・ビッグ

*2:https://www.homes.co.jp/archive/b-13890640/

*3:5200系のこと。椅子が転クロでなおかつ柔らかい。

googleスプレッドシートとgoogleフォームで読書を記録する

 3ヶ月ほど前、googleスプレッドシートで蔵書管理を半自動化したことを書きました。 ni4mc.hatenablog.com  蔵書を管理できるようになったは良いものの、他のオタクは読書をアプリで記録しているらしいです。偉いですね。読んだ本を記録するのはなかなか楽しそうなので、読書記録もgasでサクッと作ることにしました。

そうしてできたのがこちら。素人の俺でも30分ぐらいで完成したのでチョロいもんです。

 しかし、googleスプレッドシートはモバイルアプリからのアクセスだとボタンが機能しないそうで、スマホからアクセスすると全く機能してくれません。なんてこった。 本を読み終えるたびにパソコンを立ち上げるのは面倒なので、ボタンで登録する方式を諦めてgoogleフォームを用いて登録する方式に方向転換します。

とりあえず結果から見せていくと、こんな感じになりました。

 ということで、ここからはこれを構築する方法について書いていきます。

材料

googleフォーム

googleフォームでISBNコードの入力を受け付けるフォームを作ります。自分は文庫だとかコミックだとかの分類をするため、ジャンル分けコードの入力欄も付けています。 ということで、自分の環境だとこんな感じになりました。

スプレッドシート

読書管理用のスプレッドシートを作成するか、既存のスプレッドシートへ新しいシートを追加します。スプレッドシートを新規で作成する場合、後述するフォームの出力先を設定する段階で作るのもアリです 。

googleフォームの準備

 googleフォームが受け付けた回答をスプシへ出力するように設定します。フォームの編集画面より、「回答」タブを開き、「回答先を選択」より、出力したいスプシを選択します。このときに、新規のスプシを立ち上げることもできるのでそれでも良いです。 そうすると、スプシの中にフォームからの入力データが入るシートが作成されたと思います。このデータを参照して書籍情報を読書記録のシートへ記録します。

コードを書く

 スプシの「拡張機能」→「Apps Script」からスクリプトエディタを立ち上げて、スクリプトを書いていきます。

function readlog(){
  const sheet=SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName("読書記録");
  const lastrow=sheet.getLastRow();
  var targetCell = "A1"
  var range= SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName("読書記録").getRange(targetCell);

  const sheetform=SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName("フォーム入力");
  const lastrowform=sheetform.getLastRow();
  var targetCellform = "A1"
  var rangeform= SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName("フォーム入力").getRange(targetCell);

//最終行(つまり最新)のデータをフォームの入力から取得
  var isbn = rangeform.offset(lastrow-1,1).getValue();
  var code = rangeform.offset(lastrow-1,2).getValue();
  var isbncode = String(isbn);
    //日付を取得
    var date = new Date();
    date = Utilities.formatDate(date, "Asia/Tokyo", "yyyy/MM/dd");

//APIで書籍情報をリクエスト
    var response = UrlFetchApp.fetch("https://api.openbd.jp/v1/get?isbn=" + isbncode);
//帰ってきた情報をparseする
    var resultJson = JSON.parse(response);
    if(resultJson[0] != null){
//タイトルと著者を取得・それぞれの情報をセルに書き込む
    range.offset(lastrow,0).setValue(resultJson[0].summary.title);
    range.offset(lastrow,1).setValue(resultJson[0].summary.author);
    }
    else{
    range.offset(lastrow,0).setValue(isbn);
    }

    range.offset(lastrow,2).setValue(code);
    range.offset(lastrow,3).setValue(date);
    
}

 スクリプトはこんな感じ。自分はシートの名前をいじっているので、getSheetByNameの後ろを各自の環境に合わせれば多分コピペで動きます。 蔵書管理のやつをベースに作りましたが、あれに比べてかなり単純な処理なのでだいぶ短めに収まりました。 処理の内容としては、フォーム入力シートからISBNと部門を取得→日付を取得→ISBNからAPIを叩いて版元ドットコムの書籍情報を取得→parseする→データを書き込むという内容です。 このスクリプトはOpenBD APIから版元ドットコムのデータを拾うことで動いているんですが、版元ドットコムにデータがない本が意外とあるのでその点には注意が必要です。ここではAPIを叩いてnullが帰ってきたら書名のセルにISBNを入力するようにしてエラーを回避しています。

トリガーを設定する

 スクリプトエディタの左の方にある時計マークをクリックして、トリガーを設定します。 右下の方の「トリガーを追加する」から、実行する関数をreadlog関数、ソースは「スプレッドシートから」、イベントの種類を「フォーム送信時」のトリガーを追加します。これでフォームから新規データが送信されると、readlog関数が走って読書を記録してくれます。これで完成です。 もっと細かい情報が欲しい場合は蔵書管理の時に書いた方法でjsonに入っている色々な情報を書き込むことができます。

 読書記録アプリは星の数ほどありますが、複数端末から情報を容易に確認できたり、記録する情報のさじ加減など、カスタムも自由自在です。みなさんもスプシで読書管理をしてみてはいかがでしょうか。

ふと気がつけば、そこは沼の中だった。

道具が好きです。

 

 昔から、特に自分の技量が優れている訳でもないのにやたら道具に拘ってきました。中学時代は字がきったねえのに筆記用具(主にシャーペン)に拘り、後に途中でリタイアすることとなる剣道部に所属していた時は顧問イチオシのすっげえ軽い竹刀を使うなど、ちょっとマニアックな道具大好きエピソードには事欠きません。

歳をとった今でもその習性は相変わらずのようで、無駄に道具にこだわって生きています。

 

 端的に言えば今回もそれが発動したよってだけなんですが、せっかくなら書いておこうと思い立ってこんなものを書きなぐっています。

 

 昨年の夏、私は外付けモニターを買いました。

ni4mc.hatenablog.com

これですね。これも無駄にカラーマネジメントモニターなあたり、習性が滲み出ています。

モニターを買ったはいいものの、小さい横画面+大きい横画面を縦配置したデュアルディスプレイはすこぶる利便性がよろしくない。それと、wordで文章を書くときとか、pdf見たりするときは縦画面が欲しい。そんなわけでモニター2枚化計画を日々企てていました。

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 しかし、そうなるとノートPCは画面を畳まれてモニター横へ追いやられます。さすれば、必要になるのは何か。

そう、外付けのキーボードです。そんなわけで2画面を出力するために必要なドッキングステーションの他に、いい感じのキーボードの導入も企てていました。

 そんな中、過去にもちょっと話題に上った友人のyoutubeを見てみると、彼はrealforceを激推ししていました。現行品を買おうとするならば2万円は下らない、まごうことなき超高級キーボードです。マニアックな道具が好きな人間は最上級という言葉に弱いもので、俄然realfoceが気になり出します。幸い(?)にもrealforceは2世代ほど前のものになると中古品が1万円以下で流通しています。相応のキーボードをもし新品で買おうとするならばどれも1万円程度はする中で、最上級品の型落ちが1万切りはかなりお手頃と言えるでしょう。

 ということで、ヤフオクrealforceを買いました。中古の流通価格が8000円態度のものが多い中、送料も含めて7000円弱で入手できました。やったね。初っ端から最上級のものを買うあたりすでに沼に片足突っ込んでいるどころか足湯状態になっていますね。

しかし、思ってたより最高の打鍵感って感じじゃないなーという肩透かしなフィーリング。聞くところによると、realforceは長期間使用していると打鍵感が重くなって元のものより打鍵感が低下するらしいです。そのせいか否かは不明ですが、一部のキーがメンブレン方式もびっくりのタクタイル感になってしまっていました。まあそれでも結構ヌルっとした打鍵感はなかなか悪くないんですけどね。

 そんな期待値が高すぎて若干期待はずれだったrealforceが実際に微妙なのか、それとも最初から上級のものを使ってしまったせいで俺の体が贅沢になっているのか判断するためにもう一個キーボードを買おうと考えました。アホか?

 期待値が高すぎたのか検証する他にも、省スペースキーボードはいかほどのものか、メカニカルキーボードはどんなもんなのか、それとUS配列を試しに使ってみたかったという点もあります。

 俺はテンキー大好きマンなので、購入したリアフォはフルキーボード、つまり横幅がクソでかいです。けっこう机が窮屈になってしまったので、小さなキーボードの場合、どんなもんか試してみたかったんですよね。

 メカニカルキーボードについては、ノートPC→リアフォと一段とばしで来てしまったので、間にいるメカニカルキーボードも試してみようと思った次第です。

 それとUSキーボードを試してみようと思った点。実は最初はキーボードはアーキスのMaestro 2sを買おうかと思っていました。小さくてテンキーも付いているんだから、テンキー大好きマンにはおあつらえ向きのキーボードです。しかし、価格はおおよそ1.5万円。高い。新品のリアフォやHHKBと比べれば屁でもないのかもしれませんがバチバチに拘っているわけでもない人間に1.5万はめちゃくちゃ高いです。

ケチくさい人間なのでこういうのはヤフオクやメルカリで狙いますが、まあMaestro2sはあんまり出てこない。出てきても1.2万円とか。そんなん買うぐらいなら新品買うわ。そして、たまにいい感じのものが出てきたと思ったら配列がUS配列。クソむかつく。

 そんなわけでUS配列に対しては「イキってUS配列使ってんじゃねえブチ殺すぞ」ぐらいに思っていたのですが、やはり使いもせずに否定するのは良くないよねということで、US配列のキーボードを試してみようと考えました。

 

 さて、そんないろいろなお試し要素が絡み合ったキーボードを探していたのですが、ちょうどヤフオクに安くていい感じのKeychron K3が出てきました。省スペースキーボード・メカニカルキースイッチ・US配列に加えて、ロープロファイルという新たなお試し要素まで含まれていて送料込み6500円。いいじゃない。

それに加えて、Keychronの光学赤軸を搭載したモデルだったので、押下圧が40gとリアフォ(変荷重)より軽いです。さらなる軽いキータッチを体験してみたい。ということで、気合を入れて参戦しましたが、他の入札者も現れず、あっさり6500円で落札。

 

 そして今日、到着しました。

RGBバックライトより白バックライトのほうが好きなので、安い白バックライトでも無問題です。なんならRGBだったら買うのやめてた。

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 光ります。なんか色々騒がしいパターンで光ったりもするのですが、常時全キー光りっぱなしか、押したキーが光るやつの2種しか使ってないです。

なかなかテンション上がってますね。

 US配列についてはそこまでネックになる要素もなく、極めて普通です。普段縦方向には割と適当な感覚でエンターキーを叩いていたので、エンターキーを押そうとしてバックスラッシュが押ささったりしますが、横方向に長いため、慣れればこっちのほうが押しやすいというUS配列ユーザーの理屈も頷けます。わざわざJIS配列から乗り換える必要性は感じませんが、JIS配列に劣っているとも感じません。つまるところ、別にどっちでもいい。

 それ以上に感動したのが、Keychronの光学赤軸が気持ちいいのなんの。45gに劣化でもう少し重くなったであろうリアフォより断然軽いです。それに加えてメカニカルっぽいチャカチャカ感もあるので非常に気持ちの良いキータッチになっています。いい買い物をした。

 

 そんなわけで、キーボード沼に肩くらいまで浸かっている現状にあるのですが、多分しばらくはキーボードは買わないと思います。え、買わないよね? 1ヶ月もせずに2個もキーボードを買ってしまったので、自分がいまいち信用できません。K3がかなり良かったですし、テンキーが恋しくなったらリアフォを出せばいいので、今のところは大丈夫だと思うんですけどね。

 ということで、沼は怖いねという話でした。お買い物は計画的に。

冷え切った夜明け前

毎年1月の第2月曜日、毎年訪れる国民の祝日は、今までただ3連休がやってくるだけの超どうでもいい日であった。

だが今年は違う。この日が祝日たる所以がついに自分の身にも降りかかってきた。

俺は2001年11月20日産まれ。そう。この俺も晴れて新成人となったのだ。

 

人生に一度だけ訪れるこの日が自分ごととなる日、俺はドミノピザで新成人はピザが1枚無料で貰えると聞き、タダ飯だけ貰ってくのはしのびないからと他にも2枚買って家族全員ドミノピザの手のひらの上で猛烈なダンスを踊り、大学の入学式以来まともに着てないスーツを引っ張り出し、履き慣れない革靴で成人式へ繰り出した。

 

元々「将来、成人式に行かなかったことを自慢気に語るよりは成人式がクソつまらなかったと笑える方がいい」というカスみたいな理由で成人式へ行ったのだが、市長やらよく分からん偉い人やら意識高そうな新成人代表やらの話を聞いただけであっさり終わった。別に来なくてもよかったかな。

成人式終了後、席が近かった友人と合流し、同様に合流した小さな集団が集まって最終的には結構な人数の同級生と話すことができた。嗚呼、来てよかった。オタクは手のひら返しが早い。

そこからは合流した同級生と同窓会へ向かったのだが、身構えていた割には思ってたより楽しかった。当時割と仲良かったけど連絡先すら持っていないような関係だった奴と再会できて楽しい。当時の面影がバッチリ残っているのにやたらスカした感じになっている奴もいれば、当時そんな様子は全くなかったのに胡散臭いホストみたいな見た目に大幅なイメチェンを遂げている奴もいたし、将来ヴェルファイアに乗ってそうなビジュアルだった奴は相変わらずヴェルファイア乗ってそうな見た目をしていた。

とまあ、総じて同窓会は楽しかった。超楽しかった。しかしである。やはりこういうのはウェイのノリが場を支配していてしんどい。会場を支配するハイテンションな空気に適合できなくてしんどい。

おしゃべりして旧交を温める場所だというのにBGMの音量が会話もままならんほどデカくてしんどい。

そのクソデカBGMの選曲もBTSとかgreeeeeen(e何個か忘れた)のキセキとか、完全に”向こう側”の選曲でしんどい。

酒が入ったテンションで叫びまくるウェイとクソデカBGMのおかげで常に声を張り上げて喋らなきゃならなくて陰キャにはしんどい。

みんな捻くれず真っ当に育っていて、捻くれに捻くれまくった自分と比べてしまってしんどい。

家が近いせいで小中とクソほど迷惑をかけられた腐れに腐れまくった縁の顔も見たくねえクソほど嫌いなナオンが終始ハチャメチャに騒いでいて見るだけで死ぬほどムカつく。

会がお開きになった後、二次会に行くわけでもなく、電車で帰る友人と別れて地元まで最安かつ最遅で行けるバスでダラダラと一人で帰る斜構ムーブを極め、バスの車内で「やっぱり俺も電車であいつらと帰ればよかったな」と少し後悔するのがしんどい。

数十分前に電車で帰った奴らが降り立ったであろう地元で一人バスから降りて、もしかしたら自分と同じ会場にいたかもしれない見るからに同窓会帰りの集団を横目に一人歩くのがしんどい。

そして何より、みんな「同窓会楽しかった~!」と自撮りをインスタに上げたり、二次会をしたり、ナオンを持ち帰ったりしているであろう今この瞬間、こんなことをこんなところに書き散らしている自分が一番しんどい。

 

総合的にはめちゃくちゃ楽しかったはずなのに、負の側面にばっかり目が向いて楽しみきれなかった自分が嫌なのです。とは言え、この捻くれに捻くれた性格が真っ直ぐに戻ることはそうそう無いし、こんなカスみてえな自分とも付き合って行かなければならない。

人生100年時代、100年を一日に置き換えた場合、20歳は午前4:48頃である」と横浜市長は成人式で語っていた。午前5時前ということは、もう少しで夜明けだろうか。日が昇る頃には空が晴れ渡っていて、暖かい太陽の光をでぬくぬくと温まりながらこの冷え切った夜明け前を過去の笑い話にできたらいいなと願った午前4時48分の話でした。まあ無理でしょうけど。自分の事は自分が一番詳しいんだ。

 

来年以降成人する陰キャのみんな!!!!!!!!!!!!!!!!!同窓会のしんどさは同窓会を終えた後も君に牙を剥くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!覚悟して挑め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

日曜夜から、旅に出る。

吉野へ行ってみたい。

 

こんな事を考え始めたのはいつ頃だっただろうか。もうだいぶ前の話であり、なぜ吉野に行きたいと思ったのかすら、記憶の奥底に消えてよくわからなくなってしまった。

それからも理由をどこかへ失くしてしまった「吉野へ行きたい」という思いはいつも心のどこかで燻っていて、旅立ちを目論む度に候補へ現れ、その度に結局はどこへも行かず終いでいつも脳内会議は閉場していたのだが、11月の頭に4日という大連休が大学の学祭によってもたらされた。

 

そうか…4連休か…流石にそろそろどっか出かけたくなってきたんだよな…近鉄全然乗ったことないしフリパで乗り回しついでに吉野行くか!と思い立ったのが連休が始まる3日前の夜。

そこからはまあ早いもので、翌日朝には行き帰りのバスと宿の予約を入れ、最寄りの近ツーがある横浜へ行く用事があった親へフリパの購入を依頼し、交通手段も無事確保。さあ準備は整った。旅へ行こうじゃないか。

 

 

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不穏

2021年10月31日夜、ちょうど京王線の車内で刃物を片手に火を付ける男が発生し、「車内傷害事件の影響で運転見合わせ」という穏やかでない文面が運行情報の画面をスクロールしていた頃、バイトを終えた俺は横浜駅にいた。

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日中は人で溢れている駅も22時ともなると人気が減り、どこかがらんとしている。バスへ乗るべくYCATへ向かうと、先程見てきたがらんとした景色は消え失せ、俺と同じように夜行バスへ乗る人々が大集結していた。

みなさんご存知新型コロナウイルスの影響でソーシャルディスタンス確保のため、待合室の椅子が一つ開けて座るようになっているもんだから椅子の数が圧倒的に足りない。もたれかかる場所を求めて壁際にずらりと並ぶ人々、地べたに座り込む人々、地獄である。

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運良く待合室のイス取りゲームに勝利したので、敗者たちを眺めながら優雅にバスを待ち、時間が来たので乗り場へ移動する。

 

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さて、こちらが今晩のお宿、ファンタジアなごや号である。JR東海バスと京成バスの共同運行だが、この日はJR便であった。聞くところによると京成の車のほうが少し設備が豪華らしい。

軟弱物なので4列夜行には乗りたくないという意思のもと、今回ももちろん3列独立シートである。この日は自分の横・後ろ・斜め後ろが全て空席であった。気兼ねなく椅子が倒せるのでとってよい。

 

23:30にYCATを出発したバスは名古屋を目指して走ってゆく。横浜からは国道1号→(狩場IC)→保土ヶ谷バイパス→(横浜町田IC)→東名高速の経路で、一路名古屋を目指す。日中はいつも混んでいる戸部から西横浜の区間も、車線減少のせいでいつも猛烈に渋滞している保土ヶ谷橋の交差点も、ラジオの渋滞情報で聞き慣れた保土ヶ谷バイパスも深夜帯はガラ空きである。渋滞に詰まる様子を全く見せず、日付が変わる頃にはバスは深夜の高速道路を時速100km弱で快調にかっ飛ばしている。

 

 横浜で乗り込んだ時点では薄暗く照明が灯されていたので、消灯されたら寝ようと思い消灯を待っていたものの、一向に消灯される様子がない。どうやら消灯はしないようなので、さっさと寝ることにしようじゃないか。

俺が今までに夜行バスに乗った経験はオタクにしてはかなり少なく、これを除いて3回なのだが、どの時も開放休憩に気づかないほど熟睡できたので余裕をぶっこいていたものの、待てど暮らせど眠気が訪れない。思い返せば、ここ数年の自分は仰向けでは眠れず、いつもうつ伏せで寝ている気がする。にも関わらず、夜行バスはどうあがいても仰向けの姿勢で寝ることを強いられるじゃないか。なんてこった。数年のブランクが空いているうちに、すっかり夜行バス適性最悪の体になってしまっていたらしい。

 

 24:20頃、夜の東名高速を快調に飛ばしていたバスは海老名SAへ滑り込んだ。が、休憩ではない。ファンタジア名古屋号、なんと名古屋に着くまで開放休憩は1度たりともないのだ。横浜から名古屋は高速を使えば4時間足らずで走破できてしまうため、ちょうどいい時間に名古屋へ到着するように時間調整をしているのだろう。海老名の他にも、愛鷹PA富士川SA・東郷PAで時間調整を行っていた。

浜松あたりまでは起きていたのだが、夜行バス適性最悪になってしまった体でもどうやら最低限の睡眠は確保できたようで、気づけば愛知県は日進市の東郷PAでバスは時間調整を行っていた。

名古屋ICで高速を降りたバスは本山・星ヶ丘などで細々と客を降ろしながら名古屋駅へ向かってゆく。名古屋の割には道路の治安が比較的まともだなあ、なんて思っていたら交差点の横断歩道で客を乗せているタクシーへ鬼のようにクラクションを鳴らしながら猛スピードで左折していくゼロクラウンに遭遇し、ああやっぱり名古屋だなぁと感じさせられる。

 

6:10、バスは無事に名古屋駅BTへ到着。ささしまライブへ放り出されず、名古屋の駅前へ降ろしてくれるのはJRバスの特権である。

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俺をはるばる横浜から運んでくれたバスは客を降ろし終えると早々に引き返していった。ありがとうございました。

 

さて、こんな時間なので朝飯を食いたいが、名古屋駅界隈の店はどこもかしこも7時を過ぎないと商いを始めないらしい。仕方ないのでポケットに突っ込んでいたRX0を片手に駅周辺を写真を撮りながらブラブラと歩き回ることにした。でかいカメラを出すのが面倒な時にこういうカメラがあると便利である。

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𝓢𝓲𝓵𝓿𝓮𝓻 𝓾𝓷𝓴𝓸

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定礎

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コス衣装の袋を捨てるな。    え、袋捨てるってことはそれ着て家返ったんか?

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そうこうしていたらいい時間になったので、朝飯を食いに地下街へ潜ってゆく。

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やはり名古屋といえばモーニングである。名古屋の地下街にあった店はモーニングの内容がどうも微妙だったので他の店の様子を見てみたものの、結局最初の店で食うことにした。今思い返せば早々に近鉄に乗って沿線のどっかの駅で降りて喫茶店探せば良かったと後悔している。

 

 

さて、これからは近鉄に乗るぞということでちょうどいい区切りになりましたし、いっぺんこのへんで区切ろうと思います。

続く。やる気が続けば。

↓続いた。

ni4mc.hatenablog.com

写真(2021/10)

写真です。

 


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ターャジスの亜種で語感がいいものに遭遇するとちょっと嬉しくなります。


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Tシャツ飼いたい/ヤバい猫屋さん(10/07)


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ヤバい猫屋さん(10/14)

大学に行って3限の講義を終えるといつも猫が寝ています。猫のために大学行ってるみたいなところある。

普段は犬の近くを通ればめちゃくちゃ吠えられ猫からは逃げられるのですが、この猫は眠いからか、それとも警戒心がないのか、よくわかりませんが接近を許してくれます。大好き。


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大学の帰りにいつも新刊を買うべくアニメイトが入居している藤沢のドンキへ行くのですが、入口近くのバ熱加コ式が気になって仕方がありません。いつからこうなっているのかは分かりませんが、少なくとも1ヶ月はこのまんまです。一体いつになったら直るんでしょうか。


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なにわろてんねん


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ヤバい猫屋さん(10/21)


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後藤…


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随分フランクだなお前ら。文房具売り場の試し書きは味わい深い書き込みがたくさんあってよいです。


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美しい。

 


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猫がいませんでした。ヤバい猫屋さんは廃業です(10/28)

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㈱ネ

これの反対側は㈱神でした。


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藤沢のドンキは相変わらずバ熱加コ式を推しています。内側は加熱バ式コになっていました。内側にも字書いてあんのかよ