前回のエントリで「桜の写真を撮ってきたけど長くなったのでまた別の機会に」と書いてから既に1ヶ月近く経過していました。写真を撮りに行った時点で葉桜がちらほら見えましたが、横浜では既に桜の木には青々とした葉が連なっています。
今はこんなご時世ですから例年よりも人数が少なめではありますが、やはり桜の季節になると桜の木の近くには花見客がたくさん寄ってきます。私の地元でも例外ではなく、柏尾川の川沿いに植えられた桜並木を求めてたくさんの人がやってきていました。
昼下がりに河川敷でぼんやりするのが春休み期間中の過ごし方だったのですが、桜が開き始めると河川敷の人口がいつもの倍になっていました。やっぱり皆桜が好きなんですね。
つい先日大学の図書館で借りた本で知ったのですが、花見というのは「群桜」「飲食」「群衆」の三要素が必要で、桜を見ながら大人数でドンチャン騒ぎするのが花見のトラディショナルスタイルであり、タイトルの通り一人で桜を見ることは花見と言わないんだとか。って事は陰キャは一生花見できなさそうですね。アハハ。
まあそれはそれとして、桜の咲いている間にjupiterと18-35を持ち出してそれぞれ1日ずつ写真を撮って来たのでそれを放流していきましょう。10mmはお散歩カメラには難しそうなのでお留守番です。
3/26 - jupiter
二線ボケが少し気になりますがボケが良いですね。流石はボケ質に定評のあるレンズです。
今までF4通しのレンズばっかり使っていたので明るいレンズを晴天下で使うとシャッタースピードが足りなくなることを身を以て感じさせられました。NDフィルターを求める人の気持ちが写真はじめて4年目にしてようやく分かりました。
オールドレンズの癖はほぼほぼ球面収差が由来ですから、オールドレンズの本性は晴天下に持ち出さなければ分かりません。初めて晴天下で使いましたが、まあ収差のすごい事。この癖を乗りこなすにはまだ修行が足りないようです。
多少の癖はあるとは言え、現代レンズで撮ったものよりjupiterで撮った写真のほうがどこか情緒的な画になるんだから写真ってのは不思議ですね。オールドレンズにしか撮ることのできない写真があるからこそ、現代でも高額なプライスタグを付けて中古で売られているレンズが存在するんですね。
4/1 18-35
バイトやら雨やらで数日カメラを持ち出さないうちに満開を通り越して葉桜が目立つようになってしまいました。ということでこの日は18-35のシェイクダウンです。
噂には聞いていましたが、開放から全く画が破綻しないんだからびっくりです。2枚目がF1.8で撮ったカットですがバッチリ描写していますね。
今回が初撮影なのでAF微調整が済んでおらず、微妙にピントの外れたカットがたくさん撮れて悲しくなってしまった。「明るいレンズを買うと写真が上手くなったように感じる」とよく言われますが、打率が低くなるのでむしろ写真が下手くそになったように感じます。まあ元から下手くそなんですけど。アハハ
桜の季節に合わせてか、桜色の日傘をさしている人がいました。こういうセンスを持った人間になりたい。
非常に分かりづらいですが、欄干が桜色に塗装された橋が架かっていました。名前は桜橋です。安直ですね。
夜桜です。街頭に照らされた桜を眺めるというのも乙なものですが、遠目に撮ると元々の色が淡いのに暗くなるとほぼほぼ分かりませんね。
おしまい
ということで、久しぶりにカメラを持ち出して写真を撮りましたが、やはり写真を撮るのは楽しいですね。シャッター音が気分を高揚させてくれます。写真というアウトプットも大事ですが、構図を決める、ピントを合わせる、シャッターを切るという写真撮影のプロセスにも写真を撮るということの楽しさは詰まっていますよね。
ペンタックスはそういった写真を撮ることの楽しさに力を入れてカメラを作っていくと宣言していますし、そんな決意を込めて作られたK-3markⅢめちゃくちゃ欲しいです。いかんせん高いんですよね。徹底的に妥協を排して作られたんですからまあ高くなるのは仕方ないんですが、流石に25万となると買うにも相応の覚悟が必要です。
Ni4mcに25万プレゼントしたいよ!という方はどこかにいないですかね?私はいつでもお待ちしております。