みんなシャーペン使ってる？俺は最近あんまり使ってないです。大学がオンライン授業になったから授業も基本パソコンになっちゃったので。線形代数の課題で行列をワチャワチャする時ぐらいしか手書きする機会がない。高校生活ではみんなシャーペンが友達！みたいな生活をしていたのに、大学に入ると論文や色んな所でパソコンを使うようになって、社会人になる頃はシャーペンを使う機会なんてほぼほぼなくなるんだろうなと思うと悲しくなってくるね。
人それぞれ、ずっと使ってきた相棒みたいなシャーペンがあると思うんだけど、俺の相棒はグラフ1000フォープロ。0.4mmのやつ。
中学生の時は文房具オタクしてて、この頃の小遣いは大半が文房具へ溶けていった記憶。そして、中学生活3年間と、熱が落ち着いてからの高校生活3年間を通じてたどり着いた最適解がこのペンにこの芯径。
0.4mmのシャーペンってめちゃくちゃマイナーなんですよアレ。ほぼ製図用シャーペンにしか0.4mmモデルが用意されてないし、しかも日本市場にしか存在しない規格なので海外メーカーのやつには絶対にない。悲しすぎる。
日本国内でメジャーなのは何と行っても0.5でしょう。奴はもう絶対王者ですよね。シャーペンのスタンダードと化している。最強の存在。
その次にメジャーなのが0.3でしょうか。0.7とどっちが使ってる人が多いのか正確なデータは知りませんが、0.5以外の芯を使っている学生は大半が0.3を使っていると思います。0.3は芯が細いので細かい字を書く人が好むのかな。学生なんかはノートにいっぱい文字を書くので需要があるんだと思う。
0.3のデメリットとして、細いから紙に跡がつきやすい点がある。俺は昔から持ち方が変なので筆圧強めで、0.3で書いたノートのページをめくると次のページにはガッツリ跡が付いてて「あぁ…」ってなることがたまにある。
0.4は、絶対王者0.5と2番手の0.3に挟まれた不憫な子です。でもめちゃくちゃ有能。
「0.5と0.3の間とか微妙な太さだな」って思うでしょ？微妙じゃないんだよ、絶妙なの。わかる？0.5と0.3のいいとこ取りが優秀じゃないわけないもんな。物は言いよう
0.4のここがすごい！！
細すぎず、太すぎない絶妙な細さ
細かい文字を書いてると、やっぱり0.5では太くて使いづらい時があるけど、0.4は細かい字を0.5より余裕を持って書けます。
筆圧が強くても跡が残りづらい
前述の通り、0.3って筆圧強い人間が使うと跡が出るんですよね。0.4は0.3より太いので跡が残りづらいです。
替芯の本数が0.3より多い
0.3の替芯って、だいたい0.5と同じ値段で半分しか入ってないじゃないですか。200円で0.5が40本入のところを0.3は20本入、みたいな。アレって何なんですかね、技術料みたいなもん？最近になって出てきた0.2とかヤバいですよね。200円で10本入とか芯1本分の金でうまい棒2本も買えるじゃん。1本20円もする芯をあんなボキボキ折ってるんだから想像すると怖いですよね。
話が逸れましたが、0.3では20本しか入っていない芯が0.4は30本入っています。0.5よりは減量されてるけど0.3ほど損はしない、これまた微妙な立ち位置ですね。
0.4mmのここがダメ！
ペンのラインナップが少ない！
先にも書いてますがめちゃくちゃラインナップが少ないです。常に氷河期。
ラインナップはほとんどが製図用のペンが占めていて、そうでない0.4といったらパイロットのS3ぐらいじゃないでしょうか。S3も製図用っぽいデザインしてるので線引き怪しいけど。
今現在新品で買えそうなラインナップはこんな感じ。
- ぺんてる グラフギア500
- ぺんてる グラフギア1000
- ぺんてる グラフ1000フォープロ
- パイロット S3
- パイロット S5
- パイロット S10
- uni 製図用シャープペンシル
- uni シフト
- オート プロメカ500
- オート プロメカ1000
- オート スーパープロメカ1500
と、たったこれだけ。グラフ1000や修造の家庭訪問で(一部界隈に)お馴染みのシフトにも用意されてるあたりが最後の良心でしょうか。
芯のラインナップも少ない！
ペンが少ないんだから、当然0.4をラインナップしていない芯もありますよね。まあこれは0.5以外を愛用してる人はどの太さでも抱いている悩みでしょう。俺の好みの芯はAinの無印(シュタインじゃないやつ)なんですが、当然0.4は売ってません。泣く泣くシュタインの0.4使ってます。
普通のシャー芯が200円のところ、300円もする高級シャー芯ことハイユニも0.5と0.3のみのラインナップ。まあしゃーない。
あと友達から「シャー芯1本くれ～」って言われても「すまん0.4しか無いわ」って言うと「何だこいつ…」みたいな顔される
とまあデメリットもあるけど、0.4はめちゃくちゃ使いやすいのでオススメだよ！使ってる人周りに全然いないけど！変な人みたいに見られるけど！(変な人なのはあながち間違いではない)
まずは現状の0.4ラインナップで最も安いS3あたりどうでしょうか。グラフギア500も500円ぐらいで買えて、なおかつそのへんの文房具屋でも0.4が割と置いてあるからおすすめ。
でもやっぱり1番はグラフ1000フォープロなんだなあ。1000円するけど。こいつ使ったらもう戻れなくなっちゃう。安めのラインで0.4ワールドへ引きずり込まれたらここまで来ちゃっても良いんじゃないかな。
深夜0時過ぎに「0.4のシャーペンが好き」って話を突然書きたくなって気づいたら1時過ぎ。このエントリーはオタク特有の早口で脳内再生してください。
まあこんなの書いた癖に最近は0.5のラミーサファリばっか使ってるんだけど。干し芋のリストに入れてたら送ってくれたオタク、マジありがとう。めちゃくちゃ良いもの送ってくれた。でもやっぱり、細かい字を書く時は0.4が必要なんだなあと、線形代数の課題で気付かされました。全人類0.4のシャーペン使おうな。
(以下2022/04/23追記)
アクセス解析を眺めていたらやたらこの記事へのアクセスが多くて何事かと思っていたら「0.4mm シャーペン」でgoogle検索するとなんと通販だのメルカリだのの次にここが出てくるではありませんか。
なんで？？？？？？？？？？？？？？？
かれこれ1.5年ほど前に書き散らした文章ですが、この時の俺めちゃくちゃ文章下手くそだな？まあ今も下手くそですけど。
1.5年経った今でも俺は相変わらず0.4mmのシャーペンとよろしくやっていますが、当時と違っている点が一つ、メインで使っているペンがグラフ1000フォープロから変わりました。
元々PG5がめちゃくちゃ好きだったので0.4も欲しいとずっと思っていたのですが、21年の5月ごろ、遂にヤフオクで落としてしまいました。3000円とかそこらだったのでだいぶ安く手に入れられたんじゃないでしょうか。
高校3年間を共にしてクリップの塗装がボロボロになったグラフ1000も今は引退させて、大学の文房具屋が閉店する時ハチャメチャに安くなっていたものを買い直してペン立てに置いてあります。
2022年になっても俺は言い続けます。0.4はいいぞ。
