またMy new gear...しました。
だって安かったんだもの。
ということで、こちらです。
SONYのRX0Ⅱ(DSC-RX0M2)です。GoProみたいな見た目してますがアクションカムではなくれっきとしたスチルカメラです。ちなみに開梱しているのを見た親からは「あんたGoPro買ったの?」って言われました。
アクションカムではなくてスチルカメラだとは言え、やたら小さいボディとやたら強い耐候性・耐衝撃性はほぼアクションカムのそれと言ってよいでしょう。動画ではなく静止画により力が入っていますが、根っこの部分はほぼアクションカムと同じです。
要はどこでも写真が撮れる小さいカメラなんですがこのカメラ、このサイズにしてはかなり贅沢な光学性能が奢られています。センサーは1インチセンサー、レンズは35mm判換算24mmF4の単焦点レンズとなっています。しかもこのレンズ、6群6枚構成なんですがなんと6枚全てが非球面レンズで構成されています。SONY公式のスペックページを見た時は流石に驚きました。
「小さくて堅牢なボディに高画質」という小型化大好き日本企業がいかにも好きそうなコンセプトの製品ですが、けっこういろんな層に刺さってるんですよね。
1つは水中で使えるカメラが欲しい層。水中で使えるカメラって大概コンデジとかでよく使われる1/2.3インチセンサーなので、もうちょっと画質の良い機体が欲しい人は喜ぶでしょう。厳密にはこのカメラ、2100万画素の1インチセンサーを何故か1530万画素分しか使っていないのでいくらかトリミングされている状態なのですが、それでも1/1.4なので1/2.3インチセンサーとはかなり大きな差があります。
それともう一つはとにかく小さいお散歩カメラが欲しい層。手のひらに収まるサイズでそれなりの高画質な写真が撮れるのでお散歩カメラにもってこいです。
普段使っている一眼と比べるとこんな感じ。かわいいね。これぐらいのサイズならポケットに放り込んでおけるサイズですよね。
実はRX0Ⅱについて調べてるとアクションカム的な使い方をしている人よりお散歩カメラとして使っている人の方がよく見かけます。
さて、そんなカメラを買った理由は「水に浸けても平気なカメラが欲しかったから」です。
川に行ったりすると、よくこんな写真を撮ります。
これらの写真は水面ギリギリの所でカメラを構えて撮っているんですが、やっぱり水の中から撮った方が迫力出るよなと毎回思うんです。ペンタックスのカメラは防塵防滴ですが流石に水に浸けるのは気が引けます。ということで水に浸けられるカメラが前から欲しかったんですね。
けれども、このカメラ結構高いんです。新品だと8万ぐらい。先代のRX0を中古で狙っても3万~といった感じ。
なんか安いの出てこないかな~とヤフオクを監視し続けていたら、海外仕様の新品未使用でだいぶ安いのが出てたんですね。落札バトルの末に5万円でゲットしました。8万以上のものが5万で手に入るんですからヤフオク様様です。
ということで届いたのがこちら。シューティンググリップキットなのでバッテリーが2個入ってました。地味にありがたいです。
このRX0Ⅱ、海外版だけど日本語入ってんのかな~と落札してから思い出したかのように考えていたんですが、結果はこちら。
日本語ありませんでした。なんでもSONY製品はそれぞれの仕向地に合わせて細かくローカライズされているらしいです。ちなみに日本仕様は日本語しか表示できないそうな。
実際のところ英語でもカメラの言わんとしている事はなんとなく分かるのであんまり困りませんが、日本語が表示できるに越したことはないのでハチャメチャに安くない限り海外仕様を買うのはオススメしません。
大多数の写真撮影人間はAdobe税納税者だと思うのであんまり関係ない話ですが、私はRAW現像に普段DxO PhotoLabを使っています。ですが、RX0ⅡのRAWはなんとPhotoLabに対応しておらず、読み込みエラーを起こしてしまいます。RAWが同じファイルフォーマットで記録される機体でも対応している機種があったんですが、どこが違うんですかね。
仕方ないのでSONY公式が推しているCapture One express (for SONY)をインストールしました。
作例
届いた翌日、バイトの前に本を買いに行こうと思ったのでRX0Ⅱを持ち出してちょっとお散歩カメラしてきました。
思いの外きっちり写って驚いています。1インチセンサーの実力舐めておりました。
画面がめちゃくちゃ小さいのでピント合わせは完全にAF任せですし、ピントが合っているか外れているかも確認できません。でもまあ24mmに広角のレンズですから被写界深度はだいぶ深いですし、適当に撮っててもヒット率はかなり高いです。
落っこちていた松屋のメニュー表です。RX0Ⅱはこってりした色合いが合う気がします。
24mmの画角ってだいたい人間の視界と同じ範囲なので、そこに見えている物が全て写るんですよね。構図を整理するのがけっこう難しいです。
鳩です。こんなカメラですから動き物にはめっぽう弱いです。
とまあこんな感じで、思っていた以上にお散歩カメラとしてのポテンシャルが高かったので、水中よりお散歩に使う方が多くなりそう。そもそも最近あんまり写真撮りに出かけないので水に突っ込む機会があんまり無いのです。
これからはK70だけでなく、RX0Ⅱにもいっぱい頑張ってもらいます。それでは。